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双極性障害

双極性障害は、以前は躁うつ病と呼ばれていた精神疾患です。気分の波が極端に変動し、高揚した状態である躁状態(または軽躁状態)と、落ち込んだ状態であるうつ状態を繰り返すのが特徴です。これらの気分の波は、日常生活、仕事、人間関係に大きな影響を与える可能性があります。仙川駅前いたがきメンタルクリニックでは、患者さん一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診察と、適切な治療をご提供することで、安定した生活を送れるようサポートいたします。

双極性障害の症状について

双極性障害の症状は、躁状態とうつ状態によって大きく異なります。

躁状態の症状

  • 気分が高揚し、多幸感を感じる
  • 活動的になり、じっとしていられない
  • 睡眠時間が短くても平気になる
  • 自尊心が過剰になり、自信に満ち溢れる
  • アイデアが次々と湧き上がり、集中力が高まる
  • おしゃべりになり、早口でまくしたてる
  • 危険な行動(浪費、性的逸脱、無謀な運転など)をとってしまう

うつ状態の症状

  • 気分が落ち込み、憂うつな気分が続く
  • 興味や喜びを感じなくなる
  • 疲労感や倦怠感が強く、何もする気が起きない
  • 睡眠障害(不眠または過眠)がある
  • 食欲不振または過食がある
  • 集中力や判断力が低下する
  • 自分を責めたり、死について考えたりする

これらの症状は、人によって程度や現れ方が異なります。また、躁状態とうつ状態が交互に現れるだけでなく、混合状態(躁状態とうつ状態の症状が同時に現れる)や、急速交代型(1年間に4回以上、躁状態とうつ状態を繰り返す)といったタイプもあります。

双極性障害の原因について

双極性障害の原因は、まだ完全には解明されていませんが、遺伝的な要因、脳内の神経伝達物質の異常、ストレスなどの環境的な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

  • 遺伝的要因・・家族に双極性障害の人がいる場合、発症リスクが高まることが知られています。
  • 脳内の神経伝達物質の異常・・脳内の神経伝達物質であるセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどのバランスが崩れることが、気分の変動に関わっていると考えられています。
  • 環境的要因・・ストレス、トラウマ、睡眠不足などが、発症や症状の悪化を引き起こすことがあります。

双極性障害の病気の種類について

双極性障害は、躁状態の程度や、うつ状態の有無によって、いくつかの種類に分類されます。

  • 双極I型障害・・躁状態とうつ状態の両方が現れるタイプです。躁状態は、日常生活に支障をきたすほど重症化することがあります。
  • 双極II型障害・・軽躁状態とうつ状態が現れるタイプです。躁状態の程度がI型よりも軽いため、周囲に気づかれにくいこともあります。
  • 気分循環性障害・・軽躁状態とうつ状態が、比較的軽い程度で慢性的に繰り返されるタイプです。
  • 特定物質・医薬品誘発性双極性障害・・アルコールや薬物の使用によって、躁状態やうつ状態が引き起こされるタイプです。

双極性障害の治療法について

双極性障害の治療は、薬物療法と精神療法の2つが中心となります。当院では、患者さんの状態に合わせて、これらの治療法を組み合わせ、最適な治療プランをご提案いたします。

薬物療法

薬物療法は、気分の波を安定させるために行われます。主に、気分安定薬、抗精神病薬、抗うつ薬などが使用されます。

  • 気分安定薬・・リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピンなどが用いられます。躁状態とうつ状態の両方を安定させる効果があります。
  • 抗精神病薬・・躁状態の症状を緩和する効果があります。
  • 抗うつ薬・・うつ状態の症状を緩和する効果がありますが、躁状態を誘発する可能性もあるため、慎重に使用する必要があります。

薬物療法は、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。また、副作用が現れることもあるため、医師と相談しながら、適切な薬の種類や量を調整していくことが大切です。

精神療法

精神療法は、患者さんが自分の病気について理解を深め、ストレスに対処する方法を身につけ、再発を予防するために行われます。認知行動療法、対人関係療法、家族療法などがあります。

  • 認知行動療法・・考え方や行動パターンを見直し、気分の波をコントロールする方法を学びます。
  • 対人関係療法・・対人関係の改善を通じて、気分の安定を図ります。
  • 家族療法・・家族全体で病気について理解を深め、患者さんをサポートするための方法を学びます。

双極性障害についてのよくある質問

Q1. 双極性障害は治りますか?

A1. 双極性障害は、適切な治療を継続することで、症状をコントロールし、安定した生活を送ることが可能です。完治という概念はありませんが、再発を予防し、症状のない状態を長く維持することを目指します。

Q2. 薬は一生飲み続けなければならないのですか?

A2. 薬物療法は、症状の安定に不可欠な治療法ですが、必ずしも一生飲み続けなければならないわけではありません。症状が安定し、再発のリスクが低いと判断された場合には、医師と相談しながら、徐々に減薬していくことも可能です。

Q3. 家族や友人にどのように伝えれば良いですか?

A3. 双極性障害であることを伝えることは、勇気がいることかもしれません。しかし、理解とサポートを得るためには、大切な人に伝えることが重要です。病気について正しく理解してもらい、困ったときには助けを求められるような関係を築きましょう。当院では、ご家族向けの相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

院長より

仙川駅前いたがきメンタルクリニック院長の板垣です。双極性障害は、気分の波に翻弄され、つらい思いをされている方が多い病気です。しかし、適切な治療を受けることで、症状をコントロールし、自分らしい生活を取り戻すことができます。当院では、患者さん一人ひとりの状態を丁寧に評価し、薬物療法、精神療法、生活指導などを組み合わせ、最適な治療プランをご提案いたします。また、患者さんが安心して治療を受けられるよう、温かく寄り添うことを心がけています。つらい気持ちを抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。当院は京王線仙川駅より徒歩1分とアクセスも便利です。皆様が笑顔で過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。

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